皆さんはドイツと聞いて、まず初めに何をイメージしますか?
ビールやソーセージ、歴史に詳しい方であればルターやナチス、スポーツが好きならサッカーが思い浮かぶことでしょう。
そして、ヨーロッパならではな美しい街並みや国際政治上の主要な立ち位置もまた、ドイツについて考えるうえで重要な特徴です。
その国の言語を知ることで、ドイツという国の文化をより深く知ることができるのはもちろんのこと、英語とは異なる言語の習得を通して、新しい視点を手に入れることができます。
この「littelog.」 ではこれからドイツ語の初等文法について、じっくりと見ていきます。ぜひあなたも、ドイツ語を通して魅力たっぷりなドイツの文化をのぞいてみましょう。
ドイツ語とは?
ドイツ語のイロハを見ていくまえに、この記事ではまずドイツ語に関する基礎的なデータを見ていきましょう。
まずドイツ語はそもそも、インド・ヨーロッパ語族(インドからヨーロッパにかけて用いられる語族)、さらにそのうちのゲルマン語派(英語やオランダ語など)に含まれます。

語族というのは、同系統の言語をまとめて呼ぶ際のもの。語派はそのうちで特に近い関係にあるものを指します。
つまり、ドイツ語と英語は親戚関係にあるため、皆さんが英語で学んだ単語とそっくりな単語がドイツ語にはたくさんあります。さらにドイツ語とオランダ語はさらにそっくり。
そして、インド・ヨーロッパ語族にはその他、ロマンス語派(フランス語やイタリア語)、スラブ語派(ロシア語やポーランド語)、さらにはインド語派(ヒンディー語など)などがあります。


用いられている地域
ドイツ語が話される国といえば、もちろんドイツで間違いなしなのですが、実は他にも様々な国で用いられています。
次の表を見てお分かりの通り、ヨーロッパでのドイツ語使用地域はドイツ以外の様々な国に広がっていますね。


この図で黄色く示されているのは、ドイツ語を母語とする人口が多い地域、そして赤色がドイツ語が公用語の一つでありながら、その他の言語が母語である地域です。
スイスでは全てではありませんが、半分以上の地域でドイツ語が用いられ、さらにベルギーやルクセンブルクといったドイツに隣接する国、さらには北イタリアの北部でも、ドイツ語を話す人が多くいます。
またさらに、20世紀の前半では現在のチェコやポーランドがある地域でも、ドイツ語が盛んに用いられていたのです。
ドイツ語圏の文化


ドイツ語がさまざまな国で話されていることがお分かりいただけたかと思いますが、続いてそうした国々のなかでどのような文化が生まれていったのかを考えてみましょう。
クラシックが好きな方であれば、ベートーヴェンやモーツァルト、さらにはバッハなどが思い浮かぶことでしょう。また絵画好きにとっては、デューラーやホルバイン、そしてクラナッハは欠かすことのできない巨匠たちです。
そして僕の専門であるドイツ語圏の文学について考えれば、ゲーテやシラー、さらにカフカやヘッセなど、たくさんの詩人がその文化を支えてきたことがわかります。
また、以上のような比較的古い文化以外にも、ドイツ語圏の食事やサッカーに代表されるスポーツなども、ドイツ語圏の歴とした文化なのです。
ここで挙げたこと以外にも、ドイツ語圏の文化にとって重要なものは数え切れないほど。そうした文化にドイツ語を通してより密に親しくなることができるのは、語学学習の大きなメリットですね。
さいごに
ここまでドイツ語を学びはじめるために知っておきたいことを書いてきましたが、肝心なのはまず始めてみることです。
また、短期間での習得を無理に目指すのではなく、なるべくコンスタントに毎日少しでもいいので、ドイツ語に触れる時間を設けてみてください。
自ずと語彙も増え、読める文章や聞き取れる単語も増えてくること間違いなしです。皆さまが楽しいドイツ語の世界に足を踏み入れることを心待ちにしております。



