【ドイツ語】ドイツ語のアルファベット〜発音のコツと注意ポイント〜

今回はドイツ語講座編の第一弾ということで、ドイツ語のアルファベットについてご紹介。

簡単な発音のものもあれば、適切な発音の習得までにかなり時間のかかるものもあります。

そのためこの記事では、各アルファベットごとの発音のコツと注意点についてまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

発音のポイントは動画で紹介してます!

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アルファベットの特徴

個々のアルファベットについて詳しく見ていく前に、まずは上の表を見てみましょう。

実はドイツ語のアルファベットの数は英語の場合とほとんど同じ。ですが、最後の行には見慣れない四つの文字が….

「ä」のように上部についている点々は、発音に影響する「ウムラウト」と呼ばれるもので、最後の「ß」は「エスツェット」と読みます。

このように多少の違いはあるものの、アルファベット自体は覚えやすいのが特徴的。ところが、発音が大きく異なってくるのが難しいところ。

母音

まず見ていくのは、母音と呼ばれる「a, e, i, o, u」について。この五つのアルファベット以外は、子音と呼ばれます。

A, aアー
E, eエー
I, iイー
O, oオー
U, uウー

発音のポイント

はじめに音声を再生し、これを真似して発音してみてください。(カタカナの表記はただの参考ですので、頼りすぎないように!)

子音

母音の発音について見たあとは、子音の発音について確認していきましょう。子音とはざっくり言えば「a, e, i, o, u以外の音を指すもの

B, bベー
C, cツェー
D, dデー
F, f
G, gゲー
H, hハー
J, j ヨット
K, kカー
L, lエル
M, mエム
N, nエヌ
P, pペー
Q, qクー
R, r エル
S, sエス
T, tテー
V, vファウ
W, wヴェー
X, xイクス
Y, yユプシロン
Z, zツェット

子音は数が多いので、少しずつ進めていこう。

ドイツ語に特徴的なアルファベット

ここまでは、英語にもあるアルファベットについて紹介してきましたが、ここからは四つのドイツ語ならではなものを見ていきましょう。

Ä, äアー・ウムラウト
Ö, öオー・ウムラウト
Ü, üウー・ウムラウト
ßエスツェット

二重母音について

ここまでアルファベットの基本的な読み方を見てきましたが、少しずつ発展的なものを確認していこうと思います。

ドイツ語の難しいところですが、母音が以下のように二つならんだ場合、発音が大きく変わります。これが二重母音と呼ばれるものです。

Zeit(時間)ツァイト「ei」は「アイ」に
neu(新しい)ノイ「eu」は「オイ」に
Haus(家)「au」は「ア」に
Gebäude(建物)ゲボイデ「äu」は「オイ」に

この二重母音の発音についても動画を用意したので、ぜひ確認してみてください。

「ei」を「アイ」って読むなんて、ややこしいけど面白いなあ…

単語を読んでいこう!

ここからは実際のドイツ語の単語を例として用いながら、母音や子音が組み合わさるとどのように発音が変わっていくのかを見ていきましょう。

たくさんのルールがあるので、ぜひ動画で確認してね。

「s」の発音について

sechs(6)ゼクス母音の前のSは濁る
essen(食べる)エッセン「ss」は濁らない
groß(大きい)グロース「ß」は「ss」と同様に
spielen(遊ぶ)シュピーレン「p」の前の「s」はシュの音
stehen(立つ)シュテーエン「s」の前の「s」もシュの音

母音の後ろにある「h」は発音しないのもポイントだね!

「ch」の発音について

「ch」はドイツ語に特徴的な発音で、最初は慣れないかもしれませんが大事なものです。ぜひじっくりとマスターしていきましょう。

まず、次の二つの単語の発音を比べてみましょう。

Bauch (お腹)バオ喉の奥を息でかすらせるように
Ich (私)口の前方を息でかすらせるように

まずは「a・o・u・au」の後ろに置かれた「ch」と、それ以外の場合の「ch」で、それぞれ発声の仕方が異なります。

語末の「ig」は「ich」の「ch」と同じ発音になります。例: Honig(はちみつ)ホーニヒ

また、「chs」と「ch」に「s」が付いた場合、発音は「x」のようになります。

Fuchs(キツネ)フクス「クス」となる点に注意

「sp」・「st」・「sch」の発音について

ドイツ語で注意すべき発音には、「シュ」という音を用いる「sp・st・sch」があります。次の表で、その発音の違いを確認してみましょう。

sprechen(話す)シュプレッヒェン「sp」は「シュプ」という音に
studieren(勉強する)シュトゥディーレン「st」は「シュト」という音に
Englisch(英語)エングリッシュ英語とは異なり「sch」となる

その他の注意すべき子音

halb(半分の)ハルプ語末が「b」の場合は濁らない
Abend(午後)アーベン語末が「d」になると「ト」へ
Tag(日)ターク語末の「g」は濁らない
Apfel(リンゴ)アップフェル「pf」が重なると「プ」に
Qualität(品質)クヴァリテート「qu」は「クヴ」という音に
Tür(扉)テューア「r」が語末に来ると「ア」に
Mutter(母)ムター「er」は「アー」と伸ばして発音
Sohn(息子)ゾーン母音「a, i, u, e, o」の前の「s」は濁音化
Glas(グラス)グラース語末では「s」は濁らない
abends(夕方に)アーベンツ「ds, ts, tz, z」は「ツ」と発音
Stadt(街)シュタット語末の「dt, th」は「ト」
Nation(国民)ナツィオーン「ti」は「ツィ」と発音
Vater(父)ファーター「v」は濁らずに発音
Wagen(車)ヴァーゲン「w」は「ヴ」と濁音で

さいごに

今回はドイツ語のアルファベットの発音を中心に見てきましたが、覚えるべきことも多く最初はとても大変かと思います。

毎日少しずつ、発音を意識しながら単語を覚えていくことで、自然と今回紹介した発音規則は身に付いていきます。

次回はドイツ語の文法規則の軸である、動詞の人称変化についてご紹介していきます。楽しんでいきましょう!

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この記事を書いた人

ドイツ語講師を務めながら、ドイツ中世からバロックの文学研究中。主要な作家・作品についての記事を書いています。

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